2016.03.11
メンテナンスがいらない塗料!?
どうも!川出です。
朝は寒いですが、大分日差しも暖かくなってきましたね。
日中は外を歩いていると汗ばんでくることが多くなってきました。
急激な温度変化は体調を崩しやすくなりますのでお気を付けください!
さて、最近イベントなどで良く耳にするキーワードがあるのですが、それは
「この塗料を塗れば30年持ちますよ!」
という言葉。
確かに30年持つのであれば塗り替えの頻度も下がり、最初の費用が高くても
トータルでは安くなる。それであればお得なのかな・・・?と思われるかもしれません。
しかし、それって本当に30年持つのでしょうか?
私が知る限りではそのような塗料はないはずです。
確かに、無機塗料やフッソ塗料は長持ちします。それでも持ってせいぜい20年。
お話に聞く30年持つ塗料は大体がフッソ塗料です。
確かにフッソ塗料や無機塗料は劣化しにくく長持ちします。
その反面、塗料が乾くと塗膜が硬くなりひび割れが起きやすい点もあります。
30年持つという実験も、通常よりも多めの紫外線を当て、その劣化具合から
「このくらいの紫外線を当てても劣化をしないから30年くらい持つと予想される」
というだけなのです。実験環境では30年持ったとしても、実際にその下地が動いたり
風が吹き付けたり、温度が上下したりしているわけではありません。
実験環境よりも実際の現場の環境の方が数倍過酷なのです。
また、フッソ塗料と言っても、塗料全部がフッソでできているわけではありません。
そこに入る添加物が沢山あります。それらも同時に30年間もつのでしょうか?
塗り替えと同時に交換されるコーキング。仮に塗料が30年持つとしても、コーキングは
30年ももちません。では、コーキングを交換するためだけに足場を組むのですか?
30年まったくメンテナンスが必要ない塗装工事なんて絶対に不可能なのです。
もしも「30年間メンテナンスは一切不要!」と言われる業者さんが居たら
「コーキングはどうなるのですか?」と聞いてみてください。
おそらく「コーキングの上に塗料が塗られるので劣化しません」と言われるはずです。
これは「箱の中に写真を入れておいたら色あせしません」と言ってるのと同じです。
実際は劣化を起こします。塗料に隠れて目に見えなくなるだけで。
しかし、塗料業界も日進月歩の進化をしております。
本当にメンテナンスがいらなくなる塗料がはたして出てくるのか?
楽しみですね。
海部郡(蟹江町)の外壁塗装なら安心と信頼のみわ建装まで!