2016.01.30
石材調塗装のトラブル事例
前回の石材調塗装の塗り替えについて書きましたが、
その続きとして実際にあった事例を元にご紹介します。
Y様は数年前に訪販にきた業者に塗装工事をお願いしました。
その業者が提案をしたのが「石材調塗装」でした。
工事が終わって暫くすると各所にひび割れがでてきたので
Y様はひび割れのことを業者に伝え、対応をしてもらうことになりました。
まず早期におきた「ひび割れ」について。
石材調塗装は塗膜が硬いので建物の動き、壁の伸縮などによって
シールの上はひび割れが起きやすいです。
またサイディングの合じゃくり部分が塗料で埋まってしまうと
建物の動き、サイディングの伸縮によって塗膜が割れて
ひび割れが目に付くようになります。
これが石材調塗装がサイディングに合わない理由です。
お客さんに予めこのようなリスクがあることを伝えていないと
トラブルの原因になってしまいます。
施工をした業者はこの事態を受けて対応をしてくれることになりました。
何をしたのかというと石目調の上に単色の塗料で全面を塗りつぶしをしたそうです。
しかしこの補修で塗った塗料が下地と密着ができず、
事態はより深刻になってしまいました。
↑ (石材調塗装のクリヤー層がしっかりしていたのが逆に
再塗装をした塗料としっかり密着ができずに捲れたのではと推測しています。)
再度業者に対応をしてもらおうとしましたが、
なんとこの業者は潰れていたそうです。
保証書がただの紙切れになってしまい、今後どのようにメンテナンスをすれば
いいのか悩んでいた所でご相談を受けました。
この状態になってしまっては今ある外壁の上に壁材を重ねて貼る
カバー工法でしか施しようがありません。
今回のケースは正しい判断、説明、施工がされていれば防げたトラブルです。
診断ミス、塗料の選定を間違えると大変なことになるのが
おわかりいただけたのではないでしょうか。
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至誠にして動かざるものは 未だこれあらざるなり