2015.12.21
水性塗装と油性塗装の違いとは
住宅に使う塗料は水性塗料と油性塗料に分かれます。
このうち、油性塗料はさらに1液型と2液型に分けることができます。
1液型は油変性ポリウレタン、2液型はポリウレタンが主成分で、水性塗料と合わせて3種類と言えます。
水性塗料はその名の通り主成分が水で、溶剤の部分は5%から15%しかありません。
油性塗料は1液型は溶剤が45%から55%、2液型は溶液が75%までを占めます。
つまり油性塗料は主成分が有機溶剤ですし、特に2液型はトルエンやキシレンですので臭いもきつく、内装への使用ができません。
水性塗料は臭いがないですので、その点内装に使うことができます。
それぞれのメリットの違いを見ますと、水性塗料は臭いの無さのほか、不燃性で安全ということができます。
また、塗料で汚れたものを水で洗い落とすことができます。
一方油性塗料の方は、耐久性が強く雨水にも忍耐力を発揮します。
塗料の密着力も大変強いですので、耐磨耗性などにもすぐれています。
また、価格が安価という点もメリットです。
内装への使用は水性塗料、耐久性が問われる外では油性塗料、といった棲み分けをして使うのが重要です。