2015.12.13
外壁塗装での色の選び方 第一弾
外壁塗装の色選びでは色彩についての基礎知識が必要です。
色には色相・明度・彩度という3つの性質があります。
色相は色の種類、明度は明るさ、彩度はあざやかさのことです。
この3つの性質により分類された色の体系をマンセル体系と言います。
色相をつくる方法としてはYMCKとRGBの2つがあります。
それぞれイエロー・マゼンダ・シアン・ブラックとレッド・グリーン・ブルーを表します。
YMCKは印刷物のインクの種類を基にし、主に紙媒体に使われます。
RGBは色の三原色を基にし、主にWeb上で使われます。
建築の外装塗装で使われる塗料はこれらとは別に独自の色の表し方をします。
現場で一々ペンキを調合していたのでは能率が悪く正確な色が作り出せない恐れがあるので、工場で特定の色の塗料をそれぞれ生産してから現場に持ち込みます。
すなわち、現場では色の調合はできないことになります。
したがって、外装塗装で使われる塗料の色を指定したい場合はマンセル体系によらず、日本塗料工業会が発行している日本塗料工業会標準色見本帳か、メーカーのもってるカラー見本番号から選んで指示を出すのが正しい方法です。